CNCルーター初心者向けユーザーガイド

初心者のためのCNCルーターマシンの使い方ガイド

本質的に、CNCルーターは各動作軸の変位を制御対象とし、動作軸の自動制御システムは協調運動を行います。自動制御システムの基本的な作業プロセスは次のとおりです：まず、彫刻ソフトウェアを通じて処理するグラフィックスをデジタル化し、処理経路の情報を生成します。処理経路情報は一定のデータ伝送方法を通じて制御システムに伝達され、その後、制御システムは処理経路情報に基づいて計算と処理を行い、制御コマンドを生成して各動作軸に送信します。これにより、X、Y、Zの三つの座標軸、CNCルーターのスピンドル、補助動作が協調して動き、工具とワークピースの相対運動を実現し、加工を自動的に完了します。

CNCルーターの基本操作スキルを学びましょう CNCルーターマシン

ステップ1. 機械の起動

1. まずインターフェースボードの電源を入れてください
2. ハンドヘルドコントローラーとインターフェースをデータケーブルで接続してください
3. 再びインターフェースボードの電源を入れ、次の操作を行い、マシンのパルス当量を設定します。
CNCルーターの三軸の動作範囲を設定します。
CNCルーターの原点復帰設定を行います。
CNCルーターの三軸の速度とグリッドを設定します。
CNCルーター機械の三軸モーターの方向を設定します。
【X+]】X軸の正方向の動き
【Y+]】Y軸の正方向の動き、メニューの上向き選択、数字の循環増加入力、加工倍率の調整、メニュー内の異なるオプションの属性選択
【Z+]】Z軸の正方向の動き、加工中のスピンドル速度の増加
【XY→0】X軸とY軸の作業原点を設定します。
【X-】X軸の負方向の動き、デジタル入力の桁数の循環選択
【Y-】Y軸の負方向の動き、メニューの下向き選択、数字の循環減少入力、加工倍率の調整、メニュー内の異なるオプションの属性選択
【Z-】Z軸の負方向の動き、入力桁数の循環選択、加工中のスピンドル速度の低下
【Z→0】Z軸の作業原点を設定します。
[メニュー] メニュー設定、手動処理、自動処理、高度な処理機能切替  [軸開始/軸停止] 手動モードでの主軸の開始または停止  [高速/低速] 手動モードでの高速/低速移動の選択  [原点復帰] 手動状態で各軸を機械原点に戻す
[停止/キャンセル] 手動の高速・低速パラメータ設定に入り、処理中の処理停止や各種選択、入力、操作をキャンセル
[手動モード] 手動移動、連続、ステップ、距離の3つの方法から選択  [実行/一時停止] 自動処理の実行と一時停止、工具設定
[OK] 各軸の位置を作業原点に戻し、各種選択、入力、操作を確定

ステップ2。 木工用CNCルーター 彫刻操作の完了プロセス

完全な彫刻操作プロセスは4つのステップに分かれています：
(1) CNCルーター彫刻ソフトウェアでパスファイルを計算します；
(2) Gコードオブジェクトファイルを生成します；
(3) ファイルをDSP操作ハンドルにダウンロードします；
(4) CNCルーターマシンで彫刻工程を完了させる。
1.  最初に、容量に応じてWentaiソフトウェアでレイアウトを配置するか、他のソフトウェアでレイアウトを配置し、それをWentai彫刻ソフトウェアにインポートします。
a) バッジ作成（通常サイズ：2CM×7CM）
一般的な工具：20°×0.1 20°×0.2 30°×0.1 30°×0.2
まず、少し大きめの工具（先端幅が広いもの）を使用して工具経路を計算します。「2D」計算を使用する場合、底面ミリング工具とエッジトリミング工具は同じ工具でなければならず、重なり率は一般的に約20%-30%です。その後、部分拡大して経路を確認し、細い線がナイフを通過できるかどうかを確認します。通過できる場合はできるだけ大きなナイフを使用し、通過できない場合は小さな工具を使用して再試行し、合格するまで続けます。
B) PVC文字切断
一般的に使用される工具：12mm（10mm以下の厚さをカット）17mm（15mmをカット）22mm（20mmをカット）PVC素材の融点は比較的低いため、一般的に素材表面のエッジに若干の溶けが生じることがあり、ユーティリティナイフで修正する必要があります。これは文字の美観に影響し、テーブルの隣の表面は滑らかで平らです。したがって、次のように提案します：PVC文字を切断する際は、まず処理対象をミラーリングし、その後工具経路を計算して、文字が下向きになるようにします。つまり、文字のエッジが滑らかで整然としていることを確認します。
文字のサイズを変更せずに切断するには、外周輪郭の切断を選択する必要があります。また、二色板やPVC切断経路を計算する際は、「時計回り」の経路を選択してトリミングします。
c) クリスタル文字切断
一般的に使用されるナイフ：PVCと同じですが、20MM厚のアクリルを切断する場合は、耐久性の高い∮4×22ナイフを使用することを推奨します。他の厚さの場合は∮3.175を使用できます。クリスタル文字は高い融点を持ち、切断時にミラーリングする必要はありません。フックの経路を計算する際は、「反時計回り」を選択してください。
2.  DSPハンドル制御ソフトウェアに転送するために、Gコードファイル形式で彫刻パスを保存します。 Wentai彫刻ソフトウェアでパスを計算した後、最初にWentaiに彫刻パスを保存するのが最良です。
次に、ツールボックスの「彫刻」の隣にある「G」アイコンをクリックし、「彫刻結果をテキストファイルとして保存」のウィンドウが表示されたら、「検索」をクリックしてファイル名を定義します（中国語のファイル名で保存することを強く推奨します）。「保存形式」を「Gコード ファイル（*.nc）」に変更し、「保存」をクリックして上位ウィンドウに戻ります。次に、リフト距離を設定します：彫刻の場合は一般的に2mmに設定します。切断時はより大きくし、一般的に5mm〜8mmの左右に設定します。次に、「確認」をクリックして保存します。このウィンドウが消えたら保存完了です。
3. GコードファイルをDSPコントローラーにダウンロードします。
ハンドルをUSBケーブルでコンピュータに接続し、画面に「原点に戻るかどうか」が表示されますが、無視しても構いません。ハンドル（ハンドルの底部の右から2番目のキー）を直接押すとXYZ座標パラメータがポップアップします。
デスクトップの「DSPダウンロード制御ソフトウェア」を起動し、「ファイル」をクリックし、「開く」をクリックして「開くウィンドウ」を表示します。「ファイルタイプ」を「すべてのファイル（*.*）」に変更し、ステップ2で保存パス内のファイルを見つけてクリックします。すると「ファイル名」欄が表示され、その後「開く」をクリックしてレイアウトに読み込みます。
a)  「表示」をクリックして「すべて表示」を選択するか、F3、F2を使用してファイルをズームイン・アウトします。
b)  ファイルをダウンロードする前に、処理パラメータを決定する必要があります。 「設定」をクリックし、「自動処理設定」をクリックして処理パラメータを変更します。参考までに：
① 自動処理速度：彫刻は2000-4000を選択、PVCやアクリルの切断は1000-2000を選択。
② 自動ドライラン速度：2000-3000で十分です。
③ 切断速度倍率：0.5-1（処理材料に応じて調整）
c) 「操作」をクリックし、「加工ファイルのダウンロード」をクリックして、「加工データの名前を入力してください」とポップアップ表示される
① 加工データ名：中国語のファイル名を強く推奨します。彫刻容量に関連するものが望ましい（将来の検索を容易にするため）
② ダウンロードするファイル：9つの場所から選択可能です。ハンドルの を使ってページを切り替え、3つのファイルが同時に表示されます
③ ページ送りの有無：一時的に使用不可 選択できません
「OK」をクリックしてファイルをダウンロードします。完了したらソフトウェアを閉じ、USBハンドルを抜いてください。

ステップ3.  操作

ハンドルをCNCルーターの制御線に接続し、全体の制御電源を入れ、その後メインシャフトの電源を入れます（CNCルーターの機械にUSBハンドルを差し込んだり抜いたりすることは禁止されています）。

ハンドルの画面に「原点に戻るかどうか」と表示されたら、左下のキーを押して機械の原点に戻し、全体の初期化を完了させてください。
この時、モーターヘッドを左右に動かすにはハンドルのモーターヘッドを動かし、ガントリーを前後に動かし、スピンドルモーターを上下に動かして工具を加工材料の表面に近づけます。

一般的な方法は、まずXY軸をおおよその固定位置に動かし、その後Z軸を下げることです：この時、キーを押して低速状態に切り替え、ハンドル画面の左下にステータス表示があり、キーを押して連続モードに切り替えます。工具が材料表面に近づいたら、ステッピングモードに再切り替え、画面左下にプロンプトが表示されます。スピンドルモーターを起動して工具を高速で動かし始めます。速度が安定したら、工具は材料の表面に固定されます。

ツールが処理点を設定した後、彫刻前に、XY座標をゼロにリセットするキーを押し、その後Z軸座標をリセットするために押します。画面のXYZ軸座標がすべて0として表示されると、システムはこの時点を自動的に記憶し、次の処理呼び出しに使用します；この時、画面と処理する3つのデータファイルを押すとポップアップします（ページをめくると合計9つのファイルが見つかります）。

処理するファイルが見つかったら、それを押します。前面の対応する番号キーが最初に処理ファイル名を飛び出し、その後処理パラメータ（自動処理速度、自動ドライラン速度、速度オーバーライド）が飛び出します。「速度オーバーライド」は増減可能で、最小は0.1、最大は1です。実際の処理速度は、自動処理速度に速度オーバーライドを掛けた値によって決まります。 実際の処理速度＝自動処理速度×速度オーバーライド 最大の速度オーバーライドは1で、全速度を意味し、最小は0.1で、自動処理速度の1/10を意味します。

二色板を彫刻する場合、まず倍率を0.5に調整します。これは約半分で、実際の処理効果に応じて、どれだけ速度を上げるかを決定します（注：彫刻処理中は画面の左下に表示されます）。アクリルを切断する場合、速度は1000を超えないようにしてください。倍率を設定したら、ハンドルを押して出力処理を開始します。